Classici giapponesi con furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate
と両人(ふたり)は顔をしかめて居ります。
三十六
猟人(かりゅうど)二人が案じて居りますところへ、見馴れぬ女が尋ねてまいりまして、
女「はい、御免下さいまし」
一人の猟人は消魂(けたゝま)しく、
猟「やアあの化物がやって来た」
喜「馬鹿野郎、そんなに騒ぐもんじゃア無(ね)え」
流石(さすが)に猟師の親方だけあって落着いたもの。言葉静かに、
喜「一体お前様(めえさん)は何(なん)でがすえ」
女「はい、私は仔細あって昨年夫婦連(ふうふづれ)にて旅行の途中、二三里あとの山中にて山賊に逢いまして、連合(つれあい)の者は行方知れず、私は二人の山賊に追われます途端、幸か不幸か、思いがけなく熊の穴へ落ちまして、其の熊に囓み殺されることかと思いの外(ほか)、却(かえ)って熊のために助けられまして、今まで命を存(ながら)えて居りました、不憫(ふびん)と思召して何(ど)うぞお助け下さいまし」
喜「何しろ怖(おっ)かねえ姿(なり)だなア、化物じゃアあるめえなア」
女「決して怪しい者ではござりません」
喜「はア、そんじゃアお前(めえ)は何処(どこ)の国の者で、名ア何(なん)ちゅうのか其処(そこ)え書(つ)けて見なせえ」