Classici giapponesi con furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate
これより私(わたくし)が予(かね)て聞きおぼえたる記憶を喚起(よびおこ)して、後の文治の伝記を伺います。さて其の翌日は安永五年の六月三十日でございます、蟠龍軒の道場にて何者にか数多(あまた)の者が殺されたという届出(とゞけいで)がありますから早速北割下水蟠龍軒の道場へ御検視が御出張になりまして吟味いたしましたが、誰が殺したのか一向分りませぬ。其の頃八丁堀の町与力小林藤十郎(こばやしとうじゅうろう)という人は、「これは多分蟠龍軒のためさん/″\恥辱を受けた友之助の仕事であろう」と疑いましたが、誰(たれ)あって文治の仕事と心付く者はございませぬ。まして百日あまり外出いたしませず、また近所の者は日頃文治を蔭(かげ)でさえ呼棄てにする者はないくらいな人望家(じんぼうか)、子供に至るまで、業平の旦那、業平の旦那。と敬って居(お)るのでありますから、文治と疑う者のないのも道理でございます。その明(あく)る日、小林藤十郎殿は本所の名主の家(うち)へ出役(しゅつやく)いたし、また其の頃八丁堀にて捕者(とりて)の名人と聞えたる手先二人(ににん)は業平橋の料理屋にまいりました。