Classici giapponesi con furigana
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いとこへのてがみ
従妹への手紙
宮本 百合子
Leggi 従妹への手紙 (いとこへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 5554 caratteri · 12 schermate
へ来たばかりで、まだピオニェール分隊へ属さないんです」
「先生はアンナ・ドミトリエーヴナのほかに何人ですか?」
「もう一人です」
するとわきから、ミソッ歯で金髪の少年が、
「おや、あなたわたし達のドゥーシャに会わなかったんですか」
「ドゥーシャは、このひとたちの来る前にもうリョーリャの見舞いに行ったんですヨ」
「リョーリャって誰です」
「やっぱり子供の家に住んでいる子供です。病気で今病院にいるんです」
少し年上の、落着いた少年がつけ加えて説明しました。
「僕等は勉強は学校でするし、用事は委員会でやりますから、僅かの指導者だけで十分やって行けるんです」
食事がすむと、いよいよ「子供の家」の見学です。さっきの三人の当番とわたし達、それに用のない子供がつながって二階へのぼり、
「ここが女の子の寝室です」
ドアをあけられた室はカラリと広くて、日がさしている。窓のすぐそばに白樺の梢が見える。キチンと毛布でつつんだ寝台が四側に五つずつ並んでいる。
もう一つそれより小さい女の子の寝台があって、その先が大広間です。ブルジョアが住んでいた時分はここでダンスでもやったのでしょう。今はレーニンの肖像が飾ってある。