Classici giapponesi con furigana
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かいじんとしょうねんたんてい
怪人と少年探偵
江戸川 乱歩
Leggi 怪人と少年探偵 (かいじんとしょうねんたんてい) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 36.648 caratteri · 74 schermate
「きみは変装の名人だ。小林君に聞くと、葬儀車の中で変装したそうだが、それを聞いていなければ、ぼくでもだまされるところだったよ。それほど中村警部にそっくりなんだ。
じつにうまい変装だ。こんなに変装のうまいやつは、日本にふたりといないはずだ。しかも、そいつは、おもちゃのピストルをつかった。血を見るのがきらいなんだ。どんなわるいことでもするが、人ごろしだけは、ぜったいにしないという大どろぼう。それもめずらしいね。おそらく、日本にただひとりかもしれない。
ハハハ……、こんどは人形怪人とおいでなすったね。とほうもないことを考え、世間をびっくりさせて、よろこんでいる。そんなすいきょうなどろぼうは、ほかにいないよ。ねえ、二十面相君」
それを聞くと、へやの中は、シーンとしずまりかえってしまいました。野村さんも、小林少年もあっけにとられて、身うごきもせず、明智探偵の顔を、見つめているのです。
ああ、怪人二十面相、名探偵明智小五郎の好敵手、怪人二十面相。人形怪人が、あの二十面相だったとは。そのとき、シーンとしずまりかえったへやの中に、わらいごえが、ひびきわたりました。