Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

かいじんとしょうねんたんてい

怪人と少年探偵

江戸川 乱歩

Leggi 怪人と少年探偵 (かいじんとしょうねんたんてい) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 36.648 caratteri · 74 schermate

Aozora Bunko

「あいつ変装の名人だね。だが、明智先生にはかなわないよ。先生はなににだって、ばけられるんだからな。それに、小林団長だって、変装はうまいよ。女の子にばけたときなんか、まるでわからないんだもの」

ポケット小僧が、とくいらしく言いました。

「だが、デパートの人形にばけるなんて、おそろしいやつだよ。そして、たくさんの宝石をぬすんで、にげちゃったんだからな。もし、そいつにでくわしたら、ぼく、このうでをふるってやるんだがなあ」

井上君は、うでをなでながら、言うのでした。ふたりは、背の高さが、おとなと子どもほどちがいましたが、たいへんなかがいいのです。

そこは、人どおりの少ない、さびしい町でした。ふと気がつくと、むこうから、ひとりのみょうな男が、あるいてくるのです。

グレー(灰色)のせびろをきて、同じ色のソフトをかぶって、まっすぐ前をむいて、わきめもふらず、あるいてくるのですが、そのようすがなんだか、へんでした。ふたりは、すれちがってしまうまで、その男をみつめていました。

「あいつ、へんだぜ。顔がちっとも動かなかったよ。目も動かなかったよ」

ポケット小僧がささやきますと、井上君もうなずいて、