Classici giapponesi con furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Leggi 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.130 caratteri · 422 schermate
巨人と怪人
かわいそうな老人は、何かわけのわからぬことをわめきながら、賊のあとを追おうとしましたが、からだじゅうをぐるぐる巻きにしたなわのはしが、そこの柱にしばりつけてあるので、ヨロヨロと立ちあがってはみたものの、すぐバッタリとたおれてしまいました。そして、たおれたまま、くやしさと悲しさに、歯ぎしりをかみ、涙さえ流して、身もだえするのでありました。
巨人と怪人
美術城の事件があってから半月ほどたった、ある日の午後、東京駅のプラットホームの人ごみの中に、ひとりのかわいらしい少年の姿が見えました。ほかならぬ小林芳雄君です。読者諸君にはおなじみの明智探偵の少年助手です。
小林君は、ジャンパー姿で、よく似合う鳥打ち帽をかぶって、ピカピカ光る靴をコツコツいわせながら、プラットホームを行ったり来たりしています。手には、一枚の新聞紙を棒のようにまるめてにぎっています。読者諸君、じつはこの新聞には二十面相に関する、あるおどろくべき記事がのっているのですが、しかし、それについては、もう少しあとでお話しましょう。
小林少年が東京駅にやってきたのは、先生の明智小五郎を出むかえるためでした。