Classici giapponesi con furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Leggi 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.130 caratteri · 422 schermate
名探偵は、こんどこそ、ほんとうに外国から帰ってくるのです。
明智は某国からの招きに応じ、ある重大な事件に関係し、みごとに成功をおさめて帰ってくるのですから、いわば凱旋将軍です。本来ならば、外務省とか民間団体から、大ぜいの出むかえがあるはずですが、明智はそういうぎょうぎょうしいことが大きらいでしたし、探偵という職業上、できるだけ人目につかぬ心がけをしなければなりませんので、公の方面にはわざと通知をしないで、ただ自宅だけに東京駅着の時間をしらせておいたのでした。それも、いつも明智夫人は出むかえをえんりょして、小林少年が出かけるならわしになっていました。
小林君は、しきりと腕時計をながめています。もう五分たつと、待ちかねた明智先生の汽車が到着するのです。ほとんど、三月ぶりでお会いするのです。なつかしさに、なんだか胸がワクワクするようでした。
ふと気がつくと、ひとりのりっぱな紳士が、にこにこ笑顔をつくりながら、小林少年に、近づいてきました。
ネズミ色のあたたかそうなオーバー・コート、籐のステッキ、半白の頭髪、半白の口ひげ、デップリ太った顔に、べっこうぶちのめがねが光っています。