Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

Leggi 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.130 caratteri · 422 schermate

Aozora Bunko

「おお、明智君!」

刑事部長がイスからとびあがってさけびました。

それは、かっこうのよい黒の背広をピッタリと身につけ、頭の毛をモジャモジャにした、いつにかわらぬ明智小五郎その人でした。

「明智君、きみはどうして……。」

「それはあとでお話します。今は、もっとたいせつなことがあるのです。」

「むろん、美術品の盗難はふせがなくてはならんが。」

「いや、それはもうおそいのです。ごらんなさい。約束の時間は過ぎました。」

明智のことばに、館長も、総監も、刑事部長もいっせいに壁の電気時計を見あげました。いかにも、長針はもう十二時のところをすぎているのです。

「おやおや、すると二十面相は、うそをついたわけかな。館内には、べつに異状もないようだが……。」

「ああ、そうです。約束の四時はすぎたのです。あいつ、やっぱり手出しができなかったのです。」

刑事部長が凱歌をあげるようにさけびました。

「いや、賊は約束を守りました。この博物館は、もうからっぽも同様です。」

明智が、おもおもしい口調でいいました。

名探偵の狼藉

「え、え、きみは何をいっているんだ。何もぬすまれてなんかいやしないじゃないか。