Classici giapponesi con furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Leggi 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.130 caratteri · 422 schermate
種明し
」
総監が、沈痛なおももちで名探偵をかえりみました。
「そうです。博物館は、二十面相のために盗奪されたのです。それは、さいしょに申しあげたとおりです。」
大ぜいの中で、明智だけは、少しもとりみだしたところもなく、口もとに微笑さえうかべているのでした。
そして、あまりの打撃に、立っている力もないかと見える老館長を、はげますように、しっかりその手をにぎっていました。
種明し
「ですが、わたしどもには、どうもわけがわからないのです。あれだけの美術品を、たった一日のあいだに、にせものとすりかえるなんて、人間わざでできることではありません。まあ、にせもののほうは、まえまえから、美術学生かなんかに化けて観覧に来て、絵図を書いていけば、模造できないことはありませんけれど、それをどうして入れかえたかが問題です。まったくわけがわかりません。」
館員は、まるでむずかしい数学の問題にでもぶっつかったようにしきりに小首をかたむけています。
「きのうの夕方までは、たしかに、みんなほんものだったのだね。」
総監がたずねますと、館員たちは、確信にみちたようすで、
「それはもう、けっしてまちがいございません。