Classici giapponesi con furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Leggi 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.130 caratteri · 422 schermate
」
彼は、そんな夢のようなことを考えて、ため息をついていましたが、ところが、そのみょうな空想がきっかけになって、ふと、すばらしい名案がうかんできたのです。
「なあんだ、ぼくは、ばかだなあ。そんなことわけなくできるじゃないか。ぼくにはピッポちゃんという飛行機があるじゃないか。」
それを考えると、うれしさに、顔が赤くなって、胸がドキドキおどりだすのです。
小林君は興奮にふるえる手で、手帳に、賊の巣くつの位置と、自分が地下室に監禁されていることをしるし、その紙をちぎって、こまかくたたみました。
それから、カバンの中の伝書バトのピッポちゃんを出して、その足にむすびつけてある通信筒の中へ、今の手帳の紙をつめこみ、しっかりとふたをしめました。
「さあ、ピッポちゃん、とうとうきみが手がらをたてるときがきたよ。しっかりするんだぜ。道草なんか食うんじゃないよ。いいかい。そら、あの窓からとびだして、早く奥さんのところへ行くんだ。」
ピッポちゃんは、小林少年の手の甲にとまって、かわいい目をキョロキョロさせて、じっと聞いていましたが、ご主人の命令がわかったものとみえて、やがて勇ましく羽ばたきして、地下室の中を二―三度行ったり来たりすると、ツーッと窓の外へとびだしてしまいました。