Classici giapponesi con furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Leggi 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.130 caratteri · 422 schermate
でした。
先にもいうとおり、この賊はいくつとなくちがった顔を持っていて、ときに応じて老人にも、青年にも、女にさえも化けるという怪物ですから、世間一般にはもちろん、警察の係官たちにも、そのほんとうの容ぼうは少しもわかっていなかったのです。
それにしても、これはまあ、なんてみにくい顔をしているのだろう。もしかしたら、この野蛮人みたいな顔が、やっぱり変装なのかもしれない。
中村係長は、なんともたとえられないぶきみなものを感じました。係長は、じっと賊の顔をにらみつけて、思わず、声を大きくしないではいられませんでした。
「おい、これがおまえのほんとうの顔なのか。」
じつにへんてこな質問です。しかし、そういうばかばかしい質問をしないではいられぬ気持でした。
すると怪盗は、どこまでもおしだまったまま、しまりのないくちびるを、いっそうしまりなくして、ニヤニヤと笑いだしたのです。
それを見ると、中村係長は、なぜかゾッとしました。目の前に、何か想像もおよばない奇怪なことがおこりはじめているような気がしたのです。
係長は、その恐怖をかくすように、いっそう相手に近づくと、いきなり両手をあげて、賊の顔をいじりはじめました。