Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

Leggi 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.130 caratteri · 422 schermate

Aozora Bunko

なにしろ、主人ときたら、えらいちからですからねえ。」

中村係長は、青ざめてこわばった顔で、無言のまま、はげしく卓上のベルをおしました。そして、警部が顔を出すと、けさ戸山ヶ原の廃屋を包囲した警官のうち、表口、裏口の見はり番をつとめた四人の警官に、すぐ来るようにと伝えさせたのです。

やがて、はいってきた四人の警官を、係長は、こわい顔でにらみつけました。

「こいつを逮捕していたとき、あの家から出ていったものはなかったかね。そいつは警官の服装をしていたかもしれないのだ。だれか見かけなかったかね。」

その問いに応じて、ひとりの警官が答えました。

「警官ならばひとり出ていきましたよ。賊がつかまったから早く二階へ行けと、どなっておいて、ぼくらがあわてて階段のほうへかけだすのと反対に、その男は外へ走っていきました。」

「なぜ、それを今までだまっているんだ。だいいち、きみはその男の顔を見なかったのかね。いくら警官の制服を着ていたからって、顔を見れば、にせ者かどうかすぐわかるはずじゃないか。」

係長のひたいには、静脈がおそろしくふくれあがっています。

「それが、顔を見るひまがなかったんです。