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Classici giapponesi con furigana

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かいとうおう

怪塔王

海野 十三

Leggi 怪塔王 (かいとうおう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 167.635 caratteri · 337 schermate

Aozora Bunko

それにつづいて本隊からは、新手の攻撃機隊がいま現場にむかって急行中であるから、ここしばらくがんばるようにと、しらせて来ました。

小浜兵曹長は、本隊への連絡を、まずりっぱにしとげたわけであります。

そのとき彼は、急に気がついて、怪塔王のその後の様子はどうであろうかと目を上げてみますと、さあたいへんです。窓から半身をのりだして、手にもった磁力砲の砲口を、しきりに青江三空曹の方に向けているではありませんか。あっ、あぶない。

3

怪塔王は、窓から磁力砲を向けて、しきりに青江三空曹の体をねらっています。

うすむらさきの光線が、空間をつつーっと走りますと、そのたびに、その光線のとおりみちにあたった怪塔の鉄壁から、ぱちぱちと火花が散ります。

怪塔王の手もとにくるいがあるのかして、さいわいに今までのところ、青江三空曹の体にはあたらず、彼は元気一ぱいで綱をわたっていくのが見えました。

「おお青江、がんばれ!」

小浜兵曹長は、思わず拳をにぎって、うちふりました。

しかし、様子をみていますと、今までのところはまあ無事にいきましたが、これから怪塔に近づくにつれて、危険はいよいよ急にふえてまいります。