Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

Leggi 怪星ガン (かいせいガン) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 113.544 caratteri · 227 schermate

Aozora Bunko

「割れ目ができて、となりの空間のあかりが割れ目からさしこむと、あのようになるではないか」

「なるほど」

「ちがう。光りの棒でも割れ目でもない。光る塔だ」

「光る塔! なるほど塔みたいだ。そうとう大きなものだ。しかし宇宙のなかに塔があるとは信じられない」

「だめだ、そんな風に、地球上だけで通用する法則だけにとらわれていては、この大宇宙の神秘はとけないですよ」

「また、さっきの議論のむしかえしか」

「いや、そうとってもらっては困る。とにかくわれわれは、頭のなかを一度きれいに掃除しておいて、そのきれいな頭でもって、われわれの目のまえに次々にあらわれる大宇宙の驚異をながめる必要がある。そうでないと、その驚異の正体を、はっきり解くことができないからねえ」

「おやおや、すてきに大きい塔だ。どう見ても塔だ。わたしは気がたしかなのであろうか」

白光につつまれたその巨大なる怪塔は、下からぐんぐん伸びあがってきてやがて本艇と同じ高さにたっした。本艇の窓という窓には、艇員の顔があつまり、びっくりした顔つきでその光る怪塔を見まもる。

「帆村のおじさん。あの塔はなんでしょうか」

三根夫は、このときやっとわれにかえり、帆村に質問をかけるほどのよゆうができた。