Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

Leggi 怪星ガン (かいせいガン) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 113.544 caratteri · 227 schermate

Aozora Bunko

「われわれ地球人類の想像力の範囲では、とてもこの怪星の秘密を知りつくし、解きつくすことはできないであろう。われわれは一つでもいいから、じっさいに存在するものを観察して、その上にだいたんな結論をたてるのだ。そういう結論をいくつもいくつも集めたうえで、それらを組合わせるのだ。すると、そこにこの怪星の正体が、おぼろげながらもだんだんはっきりしてくるのだと思う」

さすがに世界的な老探検家サミユル博士のことだけあって、しっかりした考えを持っているのに、テッド隊長は心から感動した。

「それはそれとして、この怪星はいったい何者が支配しているのですか」

「れいの生物のなかで、智能のすぐれた者が、この怪星をしっかりおさえているんだと思う」

「われわれを捕虜にして、これからどうしようというつもりなんでしょう」

「それは――」と、いいかけてサミユル博士は口をつぐんだ。奥からコーヒーの香がぷーんと匂ってきたからである。三根夫は見た、カーテンがゆらいで、銀の大きな盆のうえに、湯気の立ったコーヒー茶碗が、宙をゆらゆらゆれながらこっちへ近づいてくるのを……

「あっはっはっはっ。まあまあ、ひとつ呑気に愉快に暮らしていこうじゃないか」