Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

Leggi 怪星ガン (かいせいガン) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 113.544 caratteri · 227 schermate

Aozora Bunko

「四、五千メートルまでなら、じゅうぶん使い道がありますよ。やくに立ちます」

「やくに立たないものなんか、わしは持ってこない。そこでだ、この宇宙線レンズの力を借りて、きょうはテッド博士のひきいる九台のロケットを全部焼いて、九つの煙のかたまりにしてしまおうと思うんだ。しっかりやってくれよ」

「きょうのうちにですか。それはどうも」

と、事務長が艇長の気ばやいのにおどろいてるおりしも、外から電話がかかってきた。

「艇長ですか、テッド博士外一名が、これから二十分後に、こっちへきて、面会したいといって無電をかけてきました。どう返事をしましょうか」

「ふん、そうか」と艇長はちょっと考えて、

「わしのほうからうかがいますといってくれ。なにしろきのうは失礼しましたから、きょうはわしのほうがでかけますというんだぞ」

艇長は、電話を切ったあとで、

「ちょうど、都合がいい。これから向うへいって、相手のようすをよく見てきてやろう。うまくゆけば、テッドのやつの頭を変にしてやろう」

と、平気な顔で、そういった。

いよいよ救援隊にとってゆだんのならない事態になってきた。あやしい、あやしい。