Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

こいとじってときんちゃくきり

恋と十手と巾着切

山中 貞雄

Leggi 恋と十手と巾着切 (こいとじってときんちゃくきり) di 山中 貞雄 (やまなかさだお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 12.138 caratteri · 25 schermate

Aozora Bunko

T「旦那は明日の敵討を控えた大切な身体」

と無理に押し止め、

己れは勝坊の手を曳いてとび出す。(F・O)

S=長屋

三次駈けつけた。

長屋の人が四五人ワイワイ言って居るが、聞いても分らない。困ったなァ、と三次。

勝坊が姉ちゃんと泣き出した。

三次「泣くな泣くな」頭を撫でてやる。

(F・O)

S=棚倉の宅の一室

棚倉伝八郎門弟共に囲まれて、

ほくそ笑んで居る。

側でお絹が小鳩の様に震えて居る。

S=長屋

三次はお絹の家の表戸に凭れて呆然として居る。傍で泣いて居た勝坊、

地上に何かを認めてオヤッと云って拾い上げた。

「斯んな物が」と三次に渡す。

印籠である。三次が受け取ってよくよく見れば棚倉の持物。

T「さては棚倉!」

ウヌッ。喜んだ三次、

T「ウチの旦那を呼んで来な」

と言って印籠を勝坊の手に握らせて、

T「明日の敵討今晩に繰り上げだ!」

と叫んで走り出した。

勝坊も走り去る。

S=棚倉宅

棚倉がお絹の腕を掴んだ。

お絹振り放して逃げんとして抱き戻された。

S=夜の街

三次走る、走る。

S=棚倉宅

お絹と棚倉の争い。

S=街

走る三次。

S=棚倉宅

お絹必死の叫び。

T「三次さんッ」