Classici giapponesi con furigana
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きょうふおう
恐怖王
江戸川 乱歩
Leggi 恐怖王 (きょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 66.038 caratteri · 133 schermate
写真師が帰ってからも、布引氏夫婦と鳥井青年とは、額を集めて、この不可解事について色々と話し合ったが、結局気味を悪がる外には、何の思案も浮ばなかった。
「若しや照子は本当にまだ生きていて、どこかに監禁されているのではございますまいか。私、どうやらそんな風に思われて仕方がありませんわ。ねえ、あなた、何とかそれを確める手だてはないものでございましょうか」
夫人はなき愛嬢の幻を追う様な目をして、夫の智恵に縋るのであった。
「だが、それは理論上考えられないことだよ。第一お前、現にうちの仏壇に納めてある骨壺の中のものをどう解釈したらいいのだ。あれは照子の骨に間違いはないのだ。まさか死人の替玉がある筈はないからね」
云われて見れば、それに違いなかった。火葬をして骨上げまで済ませた死人が、生きている道理がない。
このことを警察に届けて置こうかという話も出たけれど、そんなことをすれば一層騒ぎを大きくして、折角安らかに眠っている仏のさわりにもなる訳だから、もう少しハッキリした事実を掴むまで、ソッとして置く方がよかろうということになった。
「どこかに大きな間違いがあるのだ。