Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きょうりゅうとう

恐竜島

海野 十三

Leggi 恐竜島 (きょうりゅうとう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 98.662 caratteri · 199 schermate

Aozora Bunko

読者が二階にいる時、階下の話声を聞こうと思えば、窓をあけて聞くより床に耳をつけた方がよい。階下の声の音は二階の床を振動させて、直接読者の耳に伝えてくれるのだ。

こんなことをしてはもちろん危険だが、遠くを走って来る汽車は、姿が見えない遠方でも、線路には車輪のひびきがのってきている。今四人が耳にしたのはそのひびきの声だ。

「とすると、この近くに誰かがいるのだな」

「そうだよダビット、あんがいその洞穴の上は道路になっていて、そこに誰かが来ているのかも知れない」

「あ、ラツールさんの声だ」

玉太郎がとつぜんにさけんだ。

「え、ラツール、じゃ、あのフランスの新聞記者のあのラツール君かい」

「そうです。僕信号をしてみます」

玉太郎が岩のかけらをとりあげて、頭の上の岩肌をコツコツとたたきはじめた。モールス信号だ。

返事はない。

コツコツコツコツ、玉太郎は信号を送る。

まだ返事はない。しかし今度は話し声がきれた。こっちの信号がわかったらしい。

玉太郎は信号を送った。

「ラツールさんですか。こちらは玉太郎です」

今度は返報がきた。

「玉ちゃんかい。どこにいる」

「どこだかわかりません。