Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きょうりゅうとう

恐竜島

海野 十三

Leggi 恐竜島 (きょうりゅうとう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 98.662 caratteri · 199 schermate

Aozora Bunko

ケンがうなずいた。

「何者かがここから運び出して、島のあるところに運んだのです。僕もそう思った。そこで五ヶ年の間、それをさがしつづけてみたのです」

「それでラウダ、君にはわかったのだね」

「確かではないがある程度はね、しかしそこは僕らの手にはおえないところなのだ」

「そりゃどこだ」

「恐竜の巣の穴らしいんだ。それも、らしいというだけで、はっきりはわからない」

ダビットは首をふりながら、

「残念ながら、ここは暗すぎてカメラに入れるのは無理だ。外に出よう。どうも僕にはこんなミイラ君とは仲よしになれそうもない」

そこで、一同はふたたびラウダに案内されて、甲板に出た。

船尾から船首へ。

「おや大砲がある」

「およそ古いね」

「大昔の海賊が、おもいやられるね」

「昔はこれで戦ったんだから、戦争も悠長なものだったに違いない」

そんな会話をしながら歩いてゆくと、

「やっ」

とラウダが何におどろいたか、突然のさけび声をあげた。

「どうしたんだい、ラウダ」

「船の位置が、船の位置がちがっているんだ」

彼は湖面を指さしながら、絶叫した。

「五年の間、少しも動かなかったこの船が、方向をかえた。