Classici giapponesi con furigana
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きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
Leggi 恐竜島 (きょうりゅうとう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 98.662 caratteri · 199 schermate
どのくらい眠ったか。
なにしろ一同は疲れているから、身が安全だとわかるとすぐ眠くなる、死んだようになって眠るんだ。
ポチが、ウーッ、ウーッとうなったので、玉太郎が眼をさました。
「どうした、ポチ」
眼をさましておどろいた。
船はいつの間にか海にいるではないか。恐竜島が、千米もの、むこうに見える。
「おーい、おーい、ケンさん、ダビットさん、ラツールさん、張さん」
玉太郎は一人ずつおこしてまわった。
まだ太陽はあがらなかったが、もう東の空は明るい。
「ああ、こりゃ、どうだ」
みんなは眼をこすりこすり起きたが、あたりのようすを見ると、眠気は一ぺんに吹きとんでしまったらしい。
「助かったぞ、救われたぞ」
ダビットと、ラウダが手をにぎりあって、甲板の上でおどった。
「ラ、ラ、ラ、ラ、ラララ、ラーラ」
楽しそうだ。
「諸君」
ケンが一同を見まわしながら、おごそかに云った。
「吾々はこれで助かった。けれど、島にはまだ、吾が友が居る、彼等をどうすべきかが、残された問題だ」
「断然、救わねばならぬ」
ダビットが手をあげた。
「人道上ほうっておけない、人々はだれも自由をうる権利があるんだ。