Classici giapponesi con furigana
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きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
Leggi 恐竜島 (きょうりゅうとう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 98.662 caratteri · 199 schermate
弾丸から火薬をぬいて……」
「うん、うん、わかった、わかった、手前はなかなか利口だ」
モレロはにこにこした。ピストルの弾丸の火薬で、爆破しようというのだ。
こういう事は彼等には手なれた仕事だ。
モレロは弾をぬき出すと、その仕事にかかった。
向うのすみから恐竜の子供たちが、首をそろえてこっちをみている。ミャア、ミャアと悲しそうな鳴き声をあげていた。
突然、
「ダーン!」
という音がした。音は岩の洞窟の中をはしりまわり、あちらこちらの岩肌にはねかえり、ぶつかりあいしてだんだんと大きくなっていった。
だから海の外にこの音がながれ出た時には、地雷が爆発したような、どえらい音をたてたのである。
海水をあびて、朝の空気を楽しんでいた恐竜どもがびっくりして首をあげた。
中の一匹がわずか出てくる火薬の匂をかぎつけたのか、三人がしのんでいる洞窟に首をつっこんだ。
「グアッ」
そいつは怒りの叫び声をあげて、穴に入っていった。
あっ爆音だ!
人と怪獣の闘い。
いや闘いではない。怪獣に追いまくられて逃れきれぬ人間が、最後の苦闘をつづけている図だ。
惨憺たるありさまだ。
恐竜は穴から、その長い首の先にモレロをくわえて出て来た。