Classici giapponesi con furigana
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きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
Leggi 恐竜島 (きょうりゅうとう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 98.662 caratteri · 199 schermate
モンパパ号の船客
玉太郎が船客として乗っていたその汽船は、フランスに籍のあるモンパパ号という千二百トンばかりの貨物船だった。
貨物船とはいうものの、船客も乗せるようになっていた。さすがに一等船室というのはないが、二等船客を十二名、三等船客を四十名、合計五十二名の船客を乗せる設備をもっていた。四等船客はない。
ところが船室は満員とはならなかった。いや、がらあきだったといった方がよいかもしれない。二等船客はたった三名だった。その一人がポール・ラツール氏といって、フランスの新聞ル・マルタン紙の社会部記者だった。
玉太郎は三等船客の一人だったが、三等船客も四十名の定員のところ、たった十名しか乗っていなかった。
要するに、このようなぼろ貨物船に乗って、太平洋をのろくさとわたる船客のことだから、あまりふところの温くない連中か、あるいは特別の事情のある人々にかぎられているようなものだった。
小島玉太郎の場合は、夏休みをさいわいに、豪州を見てこようと思い、かせぎためた貯金を全部ひきだして、この旅行にあてたわけであった。ふつうなら四等船客の切符にもたりない金額で、このモンパパ号の切符が買えるという話を聞きこんで、たいへんとくをするような気がしてこの切符を買うことになったのと、もう一つの理由は、この汽船が、ふつうの汽船