Classici giapponesi con furigana
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わがあいするしじんのでんき
我が愛する詩人の伝記
室生 犀星
Leggi 我が愛する詩人の伝記 (わがあいするしじんのでんき) di 室生 犀星 (むろうさいせい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 116.728 caratteri · 231 schermate
前橋出身の剣士はいった。とにかく山村と結局われわれは一緒になることになろう、違うところは違ってもぶらぶらしているのは、われわれ三人ということになる、おめえは叩き斬るというが、却って叩き斬られるかも知れないぜ、変に憂鬱に黙りこんで物もいわないで眼配りばかり油断していないのは、温和しいくせもので、手に負えない奴かも知れないのだ。
そのうち暮鳥は平仮名の詩を書き出した。全篇悉く平仮名を用い、硬苦しい素材を柔らかく盛ろうとする行き方であった。平仮名の詩をかくということは、一種の行き詰まりを意味するものであって、大ていの詩人はそこに一度ははいり込んではみるが、平仮名ばかりの詩のもの足りなさ、しまりのなさ、そして何処かばかばかしい遊びに似たものから、直ぐに離れたくなるのだ、何だか自分のちからが尽き、ひらがなの列ががたがたに崩れるのを見て、ここにも、うかうかしていられない焦りを感じるものであった。併し暮鳥はそこでとうとう坐りこんで、ここにも自分の行き方があるのかと、却って展がる才能さえ見出したくらいであった。私は萩原にいった。あれは少数の詩に限っては効果はあるが、平仮名詩で打ち通す気はないだろう。