Classici giapponesi con furigana
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わがあいするしじんのでんき
我が愛する詩人の伝記
室生 犀星
Leggi 我が愛する詩人の伝記 (わがあいするしじんのでんき) di 室生 犀星 (むろうさいせい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 116.728 caratteri · 231 schermate
一度は江戸で肩で風を切ったことを思えば、行き倒れで雪の山々を屏風で囲い、こっそりと死んでゆくのも美しいではないか。明日のわからない売文渡世が今日百万円ぶら下げていても、何にもならない、それより美女と語らって死出の思いを賑やかにした方がよい。
百田は小宴後、二年くらいから、ごほんごほんと咳をしながら、千葉県安房郡岩井町の海岸に夫人の看護をうけ、国語教師達と協力して、小学生の詩や、綴り方作文の指導の文章を書いていた。そして家庭を愉しみ自然を愛し、家を建て庭をつくり、自分がいまある生活がどのあたりの人生だかの見当をつけることに、怯えていた。大概の詩人がみんなさびしく自分を守るだけにとどまるように、百田もやはり其処にとどまっていた。決して私のだらだら文章がはったりをやるような、軒の低い田舎の町で行き倒れになる私の理想なぞ、私自身にもない如く我が百田宗治にも見られなかった。よい夫人にまもられたままであった。
洗面器
僕の乳色の洗面器にはいつもかぐろい海藻が涵つてゐる。
真夜中、僕が呼吸するのは世にも新鮮なオゾーンだ。
揚子江の 夕雲
むらがり だち
擾れて 騒ぐ この 大きい 夕雲は、