Classici giapponesi con furigana
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てしごとのにほん
手仕事の日本
柳 宗悦
Leggi 手仕事の日本 (てしごとのにほん) di 柳 宗悦 (やなぎむねよし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 116.621 caratteri · 235 schermate
ただ近頃はこれに模様を加えることがはやって、かえって自然を人工でこわすようなものが多く、残念に思います。よい模様ならまだしも、多くはなくもがなと思われます。もし正しい形と、新しい用途とに交るなら、この手仕事は角館の名をいや広めるでありましょう。ともかく羽後の国の特産として最も誇るに足りるものの一つであります。近頃桜皮で下駄を沢山作りますが勿体ない感じを受けます。既に皮は少く貴いのでありますから、永く使えるものを作って自然からの贈物を大切にすべきだと思います。
北秋田郡に阿仁と呼ぶ部落があります。ここで「岩七厘」を作ります。軟い石を材にし、それを軽く焼き、これに白と黒との漆喰を施します。隅切の四角型で、上にやや開く形をします。大中小と作りますがおそらく七厘としては最も美しいもので、どんな室で用いてもよいでありましょう。七厘というのは妙な言葉ですが、炭の代七厘にて足りるという所から来たそうであります。秋田県では「しょっつる」という料理があって、それにはいつもこの岩七厘を用います。「しょっつる」とは塩汁の訛であります。郷土の料理を郷土の七厘で煮るということは、一つの自慢であってよくはないでしょうか。