Classici giapponesi con furigana
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はせくらじけん
支倉事件
甲賀 三郎
Leggi 支倉事件 (はせくらじけん) di 甲賀 三郎 (こうがさぶろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 204.697 caratteri · 406 schermate
この上願書は半紙に凡そ二十二枚、いと細々と認めたもので、彼の精力と記憶力の旺盛な事と、底の知れない執拗さとを歴然として示している。
表紙に一枚別の半紙がついていて、それには筆太に、「上願書」と書し、その傍に稍細い字で「一名殺人犯としてその名目に座する弁明書」と書き、最後に「被告人支倉喜平」と書かれている。
「判官閣下
聖代仁慈の大正の今日警察内に拷問なきものと思い居りしに、そうではない、今尚神楽坂警察署内に旧幕時代の面影を存しているのであります。実になげかわしき至りであります。
被告喜平はその拷問に遇い虚偽の申立てなし殺さぬ者を殺したとして今裁判所に移されている者であります。
今を過ぎぬる四年前小生家宅近在の井中より浮上りしあれなる死体骸骨はまさしく小林貞に相違ありませんでしょうか、小林さだ子としたなら他殺でしょうか自殺でしょうか。それとも何時どうして死に至りしものなのか。私は小林さだ子とは思われんのです。小林さだ子としたならば最少し小さくなければならんのです。神楽坂署にてあれなる死体につき色々に説明を聞きましたなれど、未だ今尚私は疑惑の波に漂うて居るのであります。