Classici giapponesi con furigana
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せいだんつきのかがみ
政談月の鏡
三遊亭 円朝
Leggi 政談月の鏡 (せいだんつきのかがみ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 54.603 caratteri · 108 schermate
甲「備前岡山無宿月岡幸十郎」
幸「へえ」
甲「其の方が訴え出でたる趣きは十一月廿二日の夜芝赤羽根勝手ヶ原中根兵藏方へ忍び入り、家尻を切って八百両盗み取ったる金子の内を、数寄屋河岸の柳番屋の蔭に於て是なる筆に恵み与えたるに相違なく、筆には毛頭罪なき事であればお免しを願い度趣を訴え出でたるが全く其の方が盗み取ったる金子を是なる筆に遣わしたに相違ないか」
幸「えゝ先夜は私が柳番屋の蔭を通り掛りますると、是なる筆が私の袖に縋って涙を零しながら頼みます故、何故袖乞をするかと尋ねましたら、父が長らくの患い、腰が抜けて起居も自由ならず商売も出来ませんので其の日に追われ、僅な物も売尽して仕方がなく明日米を買って与える事が出来ませんと、真に袖を絞って泣いての頼み、真実面に顕われましたから、あゝ感心な事じゃと存じまして、遂刻印金とは存じて居ながら、是なる娘に恵み与えました金子が却って娘の害と成りまして、長らく病んで居ります処の親を一人残して入牢仰付けられたは如何にも筆へ対して手前気の毒な思いを致しました、筆には決して科のない事でございますから何うか町役人共へお引渡しに相成りますれば有難い