Classici giapponesi con furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Leggi 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 125.950 caratteri · 249 schermate
気候に向って、行く事も出来ませんから、人知れず千島村という処へ参って、水無瀬の神社の片傍の隠家に身を潜め、翌年雪も解け二月の月末に越後地へ掛って来ます。芦屋より平湯駅に出で、大峠を越し、信州松本に出まして、稲荷山より野尻、夫より越後の国関川へ出て、高田を横に見て、岡田村から水沢に出まして、川口と云う処に幸い無住の薬師堂が有ると云うので、これへ惠梅比丘尼を入れて、又市が寺男になって居てお経を教えて居る。其の中に尼はだん/\覚えてお経を読むようになると、村方から麦或いは稗などを持って来て呉れるから、貰う物を喰って漸く此処に身を潜めて居る中に又市も頭髪は生えて寺男の姿になり、片方は坊主馴れて出家らしく口もきく此処に足掛三年の間居りますから、誰有って知る者はございません。爰にお話は二つに分れまして寛政九年八月十日の事でございますが、信州水内郡白島村と申す処がございます。是は飯山の在で山家でございます。大滝村という処に不動様がありまして、その側に掛茶屋があって、これに腰を掛けて居ります武士は、少し羊羹色ではありますが黒の羽織を着て、大小を差して紺足袋に中抜の草履を穿き、煙草を呑んで居りますると、此の前を通りまする