Classici giapponesi con furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Leggi 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 125.950 caratteri · 249 schermate
中を、到頭出立致し、おい/\旅を重ねまして、翌年二月の月末に紀州へ参りました。紀州へ参りましたが、一向何も存じませんから、人に教わって西国巡りの帳面を見ると、三月十七日から打初めるのが本当だと云う事で、少々日数は掛りまするが、仮令月日が立とうが敵を尋ねる身の上でございますから、又市の隠れて居そうな処へ参っては此処らに潜んで居ないかと敵の行方を探しながら、三十三番の札所を巡ります。先一番始まりが紀州の那智、次に二番が同国紀三井寺、三番が同じく粉川寺、四番が和泉の槙の尾寺、五番が河内の藤井寺、六番が大和の壺坂、七番が岡寺、八番が長谷寺、九番が奈良の南円堂、十番が山城宇治の三室、十一番が上の醍醐寺、十二番が近江の岩間寺、十三番が石山寺、十四番が大津の三井寺と段々打巡りまして、三十三番美濃の谷汲まで打納めまする。其の年も暮れ翌年になると、敵を捜しながら、段々と東海道筋を下って参り、旅をすること丁度足掛三年目の二月の五日に江戸へ着致しましたが、是と云って外に頼る処もございませんから、先葛西の小岩井村百姓文吉の処に兄が居りはしまいかと思って、村の入口で聞きますると、それはあの榎のある