Classici giapponesi con furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Leggi 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 125.950 caratteri · 249 schermate
後で人違いで済みますか、良人はお怪我は有りませんか」
太「そんな事を云わんでも宜い、早く其処らに散乱して居る火を消せ」
と云われて御新造が柄杓に水を汲んで蚊遣の火が落ちた処に掛けると、ちゅうぶうと云う大騒ぎ。此の時まで只泣いて居て口の利けぬのはお繼で、今燈火の影で山之助が血に染って居る姿を見て、
繼「山之助さん確かりして下さいよ……全く人違いでございますから、何の様にもお詫をいたしますが、何卒お医者様を呼んでお手当を願います」
太「そりゃア人違いと分れば手当もして遣ろうが、油断は出来ませぬ、ひょッとして又、何うもなア……全く人違いであろう」
山「はい」
太「左様か」
山「お年と云い、額の疵と云い、榊原の家来で水司又市様と仰しゃいましたから、同じお名前故に取違えましたのでございます」
太「やア是ははや是ははや、私は水司又市じゃアない、私は水島太一郎という者だが、按摩に成ってからは太一と申すが、其方は水司又市を敵と狙うのか」
山「はい」
太「やアそれは気の毒千万な事を致した、うん、うん、姉の敵で、彼の者には親の敵だと、未だ年も行かんで親の敵姉の敵を討とうと云う