Classici giapponesi con furigana
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しんのあいこくしん
新渡戸稲造論集
新渡戸 稲造
Leggi 新渡戸稲造論集 (しんのあいこくしん) di 新渡戸 稲造 (にとべいなぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 94.620 caratteri · 196 schermate
自分ばかり甘い甘いと食っているのでは、本当の人間といえない。故に我々は孤立的動物でない、人間をソシアスとして考えねばならぬ。即ち人間は社会に生存すべき者であって、決して社会以外に棲息の出来ないものであることを自覚せねばならぬ。また人間はただの動物とは異っている。また単に道徳的万物の霊長というのみでもない。人間は社会的の活物である、故に人間をソシアスとして教育することが、最も必要なりと確信するのである。
我日本に於いては、封建割拠の制度からも、自然と地方地方の人の間に隔壁を生じ、互に妙な感情を持つに至った。近頃は大分に矯正されたけれども、なお大分残っている。なおまた人怖がらせをするような、妙に根性の悪いことがある。折々書生仲間の中には、頭髪を蓬々とし、肩を怒らし、短い衣服を着て、怖い顔付をし、四辺を睥睨しながら、「衣至二于肝一、袖至二于腕一」などと謳って、太い棒を持って歩いている。そうしてなるたけ世間の人に不愉快な観念を与える。それを世間の人が避けると、「おれの威厳に恐れて皆逃げてしまう」などといって悦んでいる。女小供は度々そういう書生に逢うと、「また山犬が来たナ、噛附きそうだから避けよう」