Classici giapponesi con furigana
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いっすんぼうし
日本の古典童話
楠山 正雄
Leggi 日本の古典童話 (いっすんぼうし) di 楠山 正雄 (くすやままさお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 24.747 caratteri · 50 schermate
「やあ、ちびが歩いている。」
「ふみ殺されるなよ。」
「つまんでかみつぶしてやろうか。」
「ちびやい。ちびやい。」
と口々にいって、からかいました。一寸法師はだまって、にこにこしていました。
二
一寸法師は十六になりました。ある日一寸法師は、おとうさんとおかあさんの前へ出て、
「どうかわたくしにお暇を下さい。」
といいました。おとうさんはびっくりして、
「なぜそんなことをいうのだ。」
と聞きました。一寸法師はとくいらしい顔をして、
「これから京都へ上ろうと思います。」
といいました。
「京都へ上ってどうするつもりだ。」
「京都は天子さまのいらっしゃる日本一の都ですし、おもしろいしごとがたくさんあります。わたくしはそこへ行って、運だめしをしてみようと思います。」
そう聞くとおとうさんはうなずいて、
「よしよし、それなら行っておいで。」
と許して下さいました。
一寸法師は大へんよろこんで、さっそく旅の支度にかかりました。まずおかあさんにぬい針を一本頂いて、麦わらで柄とさやをこしらえて、刀にして腰にさしました。それから新しいおわんのお舟に、新しいおはしのかいを添えて、住吉の浜から舟出をしました。