Classici giapponesi con furigana
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さるかにかっせん
日本の神話と十大昔話
楠山 正雄
Leggi 日本の神話と十大昔話 (さるかにかっせん) di 楠山 正雄 (くすやままさお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 36.605 caratteri · 76 schermate
、今更猫に苦しめられるといって泣き言を言いに来ても、それは自業自得というもので、わたしにだってどうしてもやられないよ。」
こう言われて、ごま塩ねずみもがっかりして、すごすご帰っていきました。
もとの縁の下へ帰って来てみますと、じいさんねずみも、若ねずみも、大ねずみも、小ねずみもみんなさっきのままで、首を長くして、ひげを立てて、ごま塩ねずみが今帰るか、今帰るかと待ちかねていました。けれどもごま塩ねずみがしおしおと、和尚さんに会ってことわられた話をしますと、みんなはいっそうがっかりして、またわいわい、いつまでもまとまらない相談をはじめました。そのうちに夜が明けてしまったので、こんなに大ぜい集まっているところをうっかり猫に見つけられては、それこそたいへんだといって、
「じゃあ、あすの晩もう一度和尚さんの所へみんなで行って、頼むことにしよう。」
とそれだけきめて、またこそこそとてんでんの穴の中に別れて帰っていきました。
三
すると猫の方でももうさっそくに、きのうねずみが和尚さんの所へ頼みに言ったことを聞きつけて、「これはすてておかれない。」というので、町はずれの原に大ぜい集まって相談をはじめました。