Classici giapponesi con furigana
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せっしょうせき
日本の諸国物語
楠山 正雄
Leggi 日本の諸国物語 (せっしょうせき) di 楠山 正雄 (くすやままさお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 75.040 caratteri · 158 schermate
わたしは長い間きつねでいた時分人間にいじめられとおしてきたことを思い出して、ふと悪い心がおこりました。そこである時天羅国にいろいろと天災がおこって人民が困っていると、わたしは班足王にすすめて、これはお墓の神のたたりですから、これから毎日十人ずつ人の首を切って、百日の間に千人の首をお墓に供えてよくおまつりなさい。きっと災いをのがれることができますといいました。じつは天災というのもわたしが術をつかってさせたのですが、王はこれを知らないものですから、わたしのいうとおりに、毎日罪のない人民を十人ずつ殺して、千人の首をまつりました。すると人民が王をうらんで、ある時一揆を起こして王を攻め殺しました。そしてわたしを見つけて、生け捕りにしようとさわぎました。わたしはとうに逃げ出して、山の中にかくれました。そうして何百年かたちました。
二
そのうちわたしはまたシナの国に渡って、殷の紂王というもののお妃になりました。あの紂王にすすめて、百姓から重いみつぎものを取り立てさせ、非道の奢りにふけったり、罪もない民をつかまえて、むごたらしいしおきを行ったりした妲妃というのは、わたしのことでした。