Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 15.424 caratteri · 32 schermate

Aozora Bunko

七月二十四日

」

私「ひる間働いているからくたびれるんだよ」

咲「やっぱり違うわねえ。せめて夜ぐらい元気でなくっちゃ」

○信号も消える。※とした自動車。※(丸ツ、1-12-76)※だけ働いている。前のビルの裾に大きくふるえて映った男の脚二本。ぶつかりそうにくらい。煙草の灯の赤い動くぽツぽツ。

〔欄外に〕

防空演習最後の日。八時すぎ警戒管制のとき、車でK二人、スエと四人で出かけ丸の内東口の横で非常ケイカイを見た。

サーチライト、シューッと吹き出して、先へゆくと雲にかたまったような閃光。

夜一寸話し出したら、Sを私がいなくなった後おくことは出来ないとはっきり云う。二人とも。

バラさんにお礼云々のことを話す。

七月二十四日(金曜)

風ひどし。九州の方で熱風がひどかった由。乾いた葉っぱをよじらして吹いている。

「ああたかられちゃうね――でもそんなのもなくっちゃあねえ」

「じゃあお姉様は?」「一人もないさ」「たからせるんでいいことにしとくのね」

○ゴーリキイが何故クリムを主人公として「四十年」を書いたか。「四十年」の主人に何故クリムを選んだか、と頻りに考えられる。

〔欄外に〕

午後三時すぎ、S、手摺に腰かけ、背中から西日を受けている。