Classici giapponesi con furigana
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めいあんよめもんどう
明暗嫁問答
山本 周五郎
Leggi 明暗嫁問答 (めいあんよめもんどう) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 20.984 caratteri · 43 schermate
例えばきげんよく天気の話などしているととつぜん、「いい日和で思いだしましたが伯父上、またひとつ銀子を頂かして下さい」と始める。
江戸で火事があって三万人も焼けだされたそうだ、そんな話をするとすぐ、「三万人とは気の毒ですね、ああ忘れていましたが少々また頂きたいのです。なにしろ三万人も焼死者が出るというのはたいへんでございますな、春先はよく大火のあるものですが」「ちょっと待て、三万人は焼死者ではない焼け出されたのだ。焼け出されだ、しかしそうだからといっておまえになぜ金が要るんだ」「いや焼死者には関係はないのです」「焼死者ではない焼け出されだ、おまえには焼け死ぬのと焼け出されの、ええ面倒くさい舌を噛んでしまう、いったい幾ら欲しいんだ」だいたいこんな風になって、けりがつくのである。
儲けたどころか、これはたいへんな者を貰ったぞと、勘太夫はあるとき溜息をついた。断じて遣らなければいいのだが、頭がよくて機智があって、微塵も汚れのない愛嬌のある顔つきで、にこっと笑いながらねだられると、つい気が挫けて云うなりになってしまう、「またしてやられた」