Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
Leggi 明治開化 安吾捕物 (めいじかいか あんごとりもの) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 33.372 caratteri · 67 schermate
ソレ、縄をうて」
コマ五郎は顔色も変えず手をまわして縄をうたれつつせせら笑って、
「錠をおろしたのは御見物の皆様をハラハラさせてパッと出ようてえ旦那の趣向さ。内から扉をひけば錠の釘がぬけるように仕掛けたものさ。焼けてからじゃア錠の仕掛けが分らないかも知れないが、かほどの趣向を立てるからにゃアゾッとすくむところまでやりたいのが当り前というものだろうね」
「ハッハッハ。キサマもトビの頭だが、扉をひけば外れる錠なら外から押しても外れる筈と分らないのがフシギだなア。人のかたまりが扉に当って、二枚の扉ごと外れたのは、錠がシッカリかかっていたという言いぬけられぬ証拠だ」
意外や、不敵なコマ五郎がチラと顔色をかえて、目が鋭く光った。
「なるほど。そうかい。いいところへ気がついたねえ。ハッハッハ。こいつァいけねえ。オレの負けだ。旦那、お手数をかけやした」
コマ五郎はカラカラと笑った。取調べの警官の方が毒気をぬかれてギクリとしたのだ。ちょッと、変だった。
しかしコマ五郎は引ッ立てられてしまったが、その後に至って妙な情報が集ってきた。
燃え落ちてまもないころ、焼け跡から戻ってきたばかりのトビの者が三々五々、