Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
Leggi 明治開化 安吾捕物 (めいじかいか あんごとりもの) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 33.372 caratteri · 67 schermate
親分の指図がないから、人がみすみす死ぬと知って動かないというような、おとなしい奴らじゃありませんよ。その奴らが、焼跡に屍体を見て、オイ、本当に誰かが死んでいるぜ、と怪しんだとすれば、一目リョウゼンじゃアありませんか。いくら燃えても死ぬ人間が中にいないと思いこんでいたから、平気で、動かなかったんですよ。奴らが口止めされた以上は、もはや誰がどうやっても口を開かせることはできませんが、山キとコマ五郎のとりきめた趣向では、誰も死ぬ者がでない筈だったにきまっています。散々人々をハラハラさせて、本当に焼け死んだとみせて、生きて出てくる。案内状の予告通りにやらないところが、本当の趣向だったのですよ。生きて火葬になるほどのシャレた趣向をする以上は、そこまで人を食ってイタズラもしたくなろうというもの、まア、私が山キの立場でも大きにそれぐらいはしかねませんとも。チョイと燃えかけたところで、赤い頭巾にチャンチャンコをきて皆さん今日はと現れ出でても、そのあとでボウボウ威勢よく燃えさかっている火焔の方になんとなく面映ゆくって、せっかく生れ変った人間の方には威勢の良いところが少いねえ。