Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
Leggi 明治開化 安吾捕物 (めいじかいか あんごとりもの) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 23.970 caratteri · 48 schermate
癩病狂死ということを余りハッキリ使用人どもに申しきかせてあるのが手落ちだが、あの急場に処しては最上の分別であったろうさ。利巧者の未亡人のことだから、その手落ちには気がついている。親殺しを隠すに癩病の手を用いたが、若干ヘタに用いすぎたと悟ったから、次にはその癩病を隠すフリをしてみせなくちゃア、親殺しまでバレてしまう。そこで用いたのが、万引の手さ。アヤマチをアヤマチによって隠す。犯罪を犯罪によって隠す。人の自然によくやる手だが、それを逆用しているのさ。実に芸の細かい人だよ。あいにく、花田と野草に秘密を握られたのが運の尽きだが、いかな達人といえども、火急にせまられて身を処す際には仕方がない。我一人じゃア手がまわらねえや。浅虫家ほどの金持なら、ゆすられる金額はアブがとまったほどのこともなかろうが、親殺しの秘密を握られているのが辛いところだ。キク子を花田家の嫁にやって一方の口はふさいでも、野草の口はふさげねえや。どうせ野草を殺すなら、花田も一しょに二人まとめて片づけるのが何よりと見たのは、これも策の得たるものであったろう。この殺人のカラクリは一也の写真道楽だ。