Classici giapponesi con furigana
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これはげんじつてきなかんそう
是は現実的な感想
宮本 百合子
Leggi 是は現実的な感想 (これはげんじつてきなかんそう) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 4223 caratteri · 9 schermate
売るために、所謂名のある女性だけを選び、何か書いて貰ったのは兎も角、そういうこれから何か仕ようという女性、現代の文明、女性の生活の各方面に批評を抱いて、更に一歩進めようとよき大望を抱いているだろう未知の人々の一言が、だが、あの中にどの位あったのか?
私の興味を覚えたという言葉は、ここで満足を覚えたという意味とは違うと、説明する必要がある。この理由の説明は省くが、あれ等の記事の中で特に注意を牽いたものの一つに堺真柄さんの女監一巡がある。
あれを見出した時、私は自分の裡から湧き出す期待をもって読んだ。数年来、私は女性を監獄ではどう取扱うのか知りたいという欲望をもっていた。売笑婦の研究、不良少女の研究、それ等は活動的な女性によって、或は社会研究者である男性の手によってされている。けれども、女囚の生活、獄中生活が女性に及ぼす精神的の影響等は余り一般に知られていない。例えば免囚保護という言葉に、はっきり女性の免囚も含有す、という意識があるか。
従来、女と云えば誰人かの娘、妻、姉妹、という附属的地位にあった。女性が刑務所を出てからどうすると云う問題も、彼女等に帰るところ、かえってから養って貰うところがあったので表面に出なかったのだろう。