Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
あんごうすうじ
暗号数字
海野 十三
Leggi 暗号数字 (あんごうすうじ) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 19.312 caratteri · 39 schermate
そうなると、また新しい鍵の数字が入ってくるから、さあ一日以後は、向うの暗号が全く解けない。改めて鍵の数字の勉強をやりなおすというわけです。私としても、解読係員の苦労は常に心臓の上の重荷です」
と、木村事務官は深い溜息をついた。
帆村は、ただ黙々として肯く。木村氏の暗号に対する話の内容は、彼の持っている知識と完全に一致していたのである。
「そこで問題の鍵の数字ですが、もし月が変る前に、うまく発見ができるものなら、われわれにとってこれくらい有難いことはないわけです」
「なるほど」
「ねえ、そうでしょう。この暗号の鍵数字は、いつどんな風にして送ってくるのであろうかということにつきまして、もう長い間調べていましたが、極く最近になって、それがやっと分りかけたのです」
「ほほう、それは愉快ですね」
と帆村もようやく膝をのりだした。
「全く涙の滾れるほど嬉しいことです。私たちは、その暗号の鍵が、やはり無電にのってくるのかと思ったのですが、そうではない。秘密結社の本部では飽くまでも用意周到を極めています」
「ははあ」
「鍵の数字は、どうしてこっちの支社へ知らせてくるんだと思われますか」