Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
きそがわ
木曾川
北原 白秋
Leggi 木曾川 (きそがわ) di 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 25.659 caratteri · 52 schermate
まことに水は祭られてよい。夏は、風は、魚は、岩は、砂は、この日本ラインにしていよいよ煌々と祭らるべきである。その三光稲荷の水の祭もほんのすこし前に過ぎたばかりだということであった。
「坊や、昨夜の花火は奇麗だったね」
「うん、奇麗だったね」
ちょうど河の中の白い三角洲の横を舟はまた走りつつあった。その洲には赤い旗がひるがえり、数百の花火筒が林立した前の日であった。
隆太郎はその朝、従兄弟たちと名古屋から来た。彼の母はとうとう見えないことになった。すっかり期待を裏切られた幼童の失望はどれほど大きかったか。それでも彼は堪えに堪えていた。一生懸命に口を結んで泣くまいとしていた痛々しさが父の胸にはひたひたと響き返した。この暑さにこの幼い子を十余日の旅に連れあるくことは危険でもあり、少々果断にも過ぎた。それで来られるものならその母に預けて、私は単独に気軽にあるき廻ろうかと思っても見た。何でも余りに便通がないので、名古屋では挙って心痛したということであった。「そりゃあね、庭の鳳仙花の中か、裏の玉蜀黍畠にでも連れてきゃよかったんだよ」と私は三高生に笑って見せたが、「それでも下剤薬を飲ましたので通じましたよ」