Classici giapponesi con furigana
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きそがわ
木曾川
北原 白秋
Leggi 木曾川 (きそがわ) di 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 25.659 caratteri · 52 schermate
堤には風になびく枝垂柳も見える。純朴な古風の純日本の駅亭もある。そうして昔作の農家。
私たちはまた振り返る。「さようならお城」はるかのはるかの白帝城。
船はまた大江の河心に出る。石船の帆が白く、時に薄い、紫の影の層をはらんで、光りつつ輝きつつ下をまた真近を、群れつつ、離れつつ去来する。
それよりも、実に驚いたのは、宏大な三角洲の白砂のかがやきであった。実に白い、雪以上の、白以上の強い、輝く白、その「白」がその全面をもって、直射する、また氾濫する日光を照りかえす、その「白」の美感は崇高そのもの、神采そのものでなくて何であろう。常に「白」の気韻を香気を幻惑を愛する私にとって、これほどのこうごうしい魅惑はむしろ私を円寂境の思慕にまで誘う。私はこれほどまでの石や砂の白い実相をかつて見たことがない。
そうして汪洋たる本流、輝く白のあなたの分流、対岸の、また下流の煙霞、
「海、海」と隆太郎は叫ぶ。
ところで、その子はビールの空瓶を舷から、ぽんと水に投げる。瓶は初め茶褐に、後は黒く、首だけもたげもたげして流に浮く。青の紫の鴨の首、うしろにうしろに遠くなる。それほど舟が早いのだ。