Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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みらいのちかせんしゃちょう

未来の地下戦車長

海野 十三

Leggi 未来の地下戦車長 (みらいのちかせんしゃちょう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 41.930 caratteri · 85 schermate

Aozora Bunko

どれ、はっきりした数を、かぞえてみようか」

お百姓さんは、懐中電灯をつかって、箱の中のもぐらの数をしらべた。

「ああ、わかったよ。二十六頭じゃなかった」

「はあ。少なくても、やむを得ません」

「いや、もっとたくさんだ。皆で、ちょうど三十頭ある」

「えっ、三十頭? 一頭五十銭として、皆で、ええと十五円か」

「にいさん。どうも、すみませんね」

「いや、どういたしまして……」

一郎は、十五円也の、もぐら代には、おどろいたが、正直なお百姓さんと約束したことだから、どうも仕方がない。ちゃんと十五円を払って、三十頭のもぐらのはいった箱を、車のうえにつんだ。

「お前さん、三十頭ものもぐらを、どうするつもりかね。やっぱり、毛皮をとるのだろうが……」

「いや、毛皮のことは、考えていないのです。ところで、おじさん。どこか、ひろびろとしたところは、ありませんかね。もちろん、畑みたいなところは、だめです。なるべく、木のすくない、そして土がやわらかで、草は生えていてもいいが、あまり草がながくのびていないところはないでしょうか」

「さあ、どこだろうなあ。一体、そこで、何をしなさるつもりじゃな」