Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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とうきょうじんのだらくじだい

東京人の堕落時代

杉山 萠円

Leggi 東京人の堕落時代 (とうきょうじんのだらくじだい) di 杉山 萠円 (すぎやまほうえん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 123.226 caratteri · 247 schermate

Aozora Bunko

(第三類)洋食、技芸、洋式作法講習会等。(第四類)慈善市、各種交換会等。

▽備考 (一)加入者は品行方正の証明(父兄、学校、青年処女会)ある青年処女に限る。(二)会合の種類に依り父兄同伴随意。(三)何等宗教的意味を含まず。

といったようなもので、仮申込所を東京府下中野○○番地、松居博麿(仮名)方としてある。

この案内書を貰ってポケットに畳込んだ記者は、そのまま省線に飛び乗って中野で降りた。決して名探偵を気取ったわけではない。流石東京と実は大に感心させられた。その会合の遣方を習ったら、九州へのいいお土産が出来ると考えたからであった。

ペンキ塗りの小ぢんまりした文化住宅に、「マツイ」と小さな表札を見つけて案内を乞うと、都合よく御主人在宅であった。本紙記者の名刺を出して応接間に通されると、卓子の上に博多人形の「マリア」が置いてあったので一寸嬉しかった。

松居博麿氏は青白い貴公子然とした人で、大島の三つ揃いを着て、叮嚀な口の利きようをする人であったが、記者が大正社交クラブの事を尋ねると、又かというような情ない笑い方をした。弱々しい咳払いをして云った。

「どうも困りましたね。