Classici giapponesi con furigana
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まつとふじげいぎのかえもん
松と藤芸妓の替紋
三遊亭 円朝
Leggi 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 46.921 caratteri · 94 schermate
と三八は帰ってしまう。これから温かい物でお飯を食べさせて、親子の者を丁寧に客座敷の方に寝かして、自分は六畳の茶の間の方に寝ました。夜が明けると、お美代が側に床を並べて寝ていた庄三郎の居ないに驚いた。
美「何処へ往ったろう………旦那は何処かへお出でなすった………兼や(下女の名)旦那はお手水かえ」
兼「いゝえ存じませんよ、先刻から此処で焚き附けて居りますが、知りませんよ」
美「何処へ往ったんだろう」
と呼んでも音も沙汰も無い。はて変だ。と思って二畳の処を開けに掛ると、栓張が支ってあって唐紙が明きません。
美「旦那」
と、揺るとたんにがらりと転げた音がする。飛び込んで見ると藤川庄三郎は何時の間にか合口を取って、立派に腹一文字に掻切って死んで居りました。恟りしたのはお美代。
美「さア皆な起きてお出でなさい、良人が腹を切りました」
というから店の者も出てまいった。店もまだ開けない中でございますが、目の見えないおふみまでも来て子供も死骸に取り縋って泣き出しまする。すると傍の硯箱の上に書残した一封が有ります。これを開いて見ると、
書遺し候我等一昨年九月四日の夜奧州屋新助殿をお久の実の兄と知らず身請されては一分立たずと若気の至りにて妻恋坂下に待受して新助殿を殺害致し候其の時新助殿始めて松山の次男なる