Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
りゅうきでん
柳毅伝
田中 貢太郎
Leggi 柳毅伝 (りゅうきでん) di 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 4254 caratteri · 9 schermate
「馬鹿者は憎むべきだが、お前もあまりひどいことをやったものだ」
毅はその晩凝光殿へ泊った。翌日になると洞庭君は凝碧宮に饗宴を設けて御馳走をした。その庭には広楽を張ってあって、銭塘の破陣楽をはじめ様ざまの音楽を奏した。
翌日洞庭君は新たに清光閣に盛宴を張った。銭塘君は酒に酔って毅に言った。
「わしは先生に言いたいことがある、ぜひ女姪を家内にして貰いたい」
毅は銭塘君の威圧的な言葉が厭であった。
「私は王の剛快明直なやり方は、非常に感心しておりますが、そういうような結婚は、厭でございます、これは大王の御判断を仰ぎたいと思います」
銭塘君は自分の言ったことに気が注いた。
「これはわしが悪かった、どうかこらえてくれ」
毅と銭塘君はそのときから知心の友となった。翌日になって毅が帰ることになると、洞庭夫人が潜景殿で送別の宴を張った。そこへは宮中の者が男も女も皆出ることを許された。
夫人の傍にはいつの間にか※(「さんずい+徑のつくり」、第3水準1-86-75)川の女が来て坐っていた。夫人は泣いていた。
「今日お別れして、いつまたお眼にかかることができましょう」
毅は銭塘君の言葉を聞かなかったが、女と別れることは苦しかった。