Classici giapponesi con furigana
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もりのいしまつ
森の石松
山中 貞雄
Leggi 森の石松 (もりのいしまつ) di 山中 貞雄 (やまなかさだお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 23.949 caratteri · 49 schermate
次郎長の児分で一番強いのは誰に言わしたって大政小政大瀬半五郎に森の……」
源兵衛、そら出たと云った顔。
旅人もはっと気がつき、
「成る程そうだった。爺っつあん。すまねえ、済まねェ。いの一番に言わなきゃァならねェ肝心なのを忘れて居たよ。此の土地から出た男だ。そうだ、爺っつあん、次郎長の児分で一番強いのは森の石松だ」
S=月明の天竜河原に
どっとあがる鯨波の声は
清水一家八十余人と甲州黒駒の勝蔵一家百五十人が入り乱れての喧嘩。
奮戦する石松。
S=代官屋敷の夜――
竹垣三郎兵衛の屋敷に乱入した次郎長を始め清水一家の猛者八人。驚き応戦する代官一味。
混乱と乱闘。
次郎長、代官と戦い乍ら叫ぶ。
「石松! 久六を逃がすな」
部屋から部屋を逃げ廻る保下田の久六。
石松、懸命に追う。
肩に一太刀あびせるが浅手である。
久六、手当り次第の器物を投げる。
石松、久六の投げた火鉢をまともに喰ってうづくまる。
久六、逃げ去る。
S=庭
久六、裏木戸から逃げ去る。
S=座敷
石松、眼をやられた。
次郎長、馳せつけて、
「石松どうした。しっかりしろ」
無念の石松、叫ぶ。
「畜生ッ、保下田の久六奴、卑怯な奴だ。