Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Leggi 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 159.974 caratteri · 317 schermate

Aozora Bunko

奴が力を入れて押したから流石(さすが)の文治も踉(よろ)めきながら石垣の処へ押付けられましたが、そこは文治郎柔術(やわら)を心得て居りますから少しも騒がず、懐中から取出した銀の延煙管(のべぎせる)を以て胸ぐらを取っている亥太郎の手の上へ当てゝ、ヤッと声を掛けて逆に捻(ねじ)ると、力を入れる程腕の折れるようになるのが柔術(じゅうじゅつ)の妙でありますから、亥太郎は脆(もろ)くもばらりっと手を放すや否や、何(ど)ういう機(はずみ)か其処(そこ)へドーンと投げられました。力があるだけに尚(な)お強く投げられましたが、柔術で投げられたから起ることが出来ません。流石の亥太郎も息が止ったと見えましたが、暫(しばら)くすると、

亥「此の野郎、己を投げやアがったな、覚えていろ」

と云いながら立上ってばら/\/\と駈出しましたから、彼奴(あいつ)逃げるかと思って見て居りますと、亥太郎は浅草見附へ駈込みました。只今見附はございませんが、其の頃は立派なもので、見張所には幕を張り、鉄砲が十挺(ちょう)、鎗(やり)が十本ぐらい立て並べてありまして、此処(こゝ)は市ヶ谷長円寺谷(ちょうえんじだに)の中根大隅守様(なかねおおすみのかみさま)御出役(ごしゅつやく)になり、袴(はかま)を付けた